個人事業主・自営業者のカードローン|収入証明と審査のポイント
個人事業主・自営業者・フリーランスの方は、会社員と比べて収入が変動しやすく、カードローン審査で収入証明書類の提出を求められるケースが多い傾向にあります。本記事では、個人事業主の申込条件、必要書類(確定申告書の控え・青色申告決算書等)、事業資金との使途区分、総量規制の扱いまでを整理して解説します。
個人事業主・自営業者・フリーランスの方は、会社員と比べて収入が変動しやすく、カードローン審査で収入証明書類の提出を求められるケースが多い傾向にあります。本記事では、個人事業主の申込条件、必要書類(確定申告書の控え・青色申告決算書等)、事業資金との使途区分、総量規制の扱いまでを整理して解説します。
個人事業主や自営業者、フリーランスの方も、多くのカードローンで申込対象となっています。申込条件としては「満20歳以上」「継続した事業収入があること」「国内居住」が基本です。
ただし審査においては、会社員と比べて収入証明書類の提出が求められやすい傾向があります。
個人事業主が利用するローンには、大きく分けて次の2種類があります。
本記事では「個人向けカードローン」を中心に解説しますが、事業資金目的であれば事業者ローンの検討が推奨されます。
個人事業主が申込む場合、本人確認書類に加えて収入証明書類の提出が求められる傾向があります。
カードローン審査で参照されるのは「売上」ではなく「所得」の金額です。売上から必要経費を差し引いた所得額が、年収と同等に扱われる傾向にあります。経費が多く所得が低くなる業態では、売上の印象と比べて借入可能額が抑えめになる場合があります。
開業から1年未満で確定申告を1度も行っていない場合、収入証明ができず申込が難しくなる傾向があります。事業の安定性を示すため、開業から最低1年、できれば2〜3期分の確定申告実績があると審査で有利に働きやすいとされています。
個人向けカードローンは、原則として「生活費・個人消費」が利用目的です。事業資金としての利用は契約上認められていない場合が多く、仕入・設備投資・従業員給与等には別途事業者ローンの利用が必要となります。
消費者金融の個人向けカードローンは総量規制の対象で、年収(所得)の3分の1までが上限です。ただし事業資金のための貸付は、総量規制の例外として扱われる場合があります(例外貸付契約)。
申込時の資金使途欄で「事業資金」と記載すると、個人向けカードローンではなく事業者ローンへの案内となる場合があります。用途が生活費・医療費等の個人用途であれば、そのまま申告すれば問題ありません。
個人事業主の審査では、会社員と比べて次の観点が重視される傾向にあります。
開業から2〜3年以上の実績があると、収入の安定性が評価されやすい傾向です。1年未満の場合は審査通過が難しいケースもあります。
直近の確定申告書に記載された所得金額が審査の軸となります。前年と比較して大きく減少している場合、理由の説明を求められる場合があります。
他社借入が多い場合、新規借入は難しくなります。また税金・国民健康保険料の滞納があると事業の安定性に疑義が生じ、審査で不利に働く場合があります。
過去のクレジットカード・ローンの延滞履歴は、個人事業主であっても審査に影響します。
ここでは個人事業主の方も申込可能な主要5社を紹介します。いずれも個人向けカードローンと併せて事業者向け商品も用意している場合があります。
個人事業主ならではの注意点を整理します。
事業収入は月ごとに変動するため、返済計画は収入が少ない月を基準に組むことが推奨されます。固定費としての返済額が事業の資金繰りを圧迫しないよう注意が必要です。
個人のカードローン資金を事業に流用すると、経費処理や税務上の区分が複雑化します。事業用と個人用で口座・カードを明確に分けることが望まれます。
個人事業主の場合は勤務先への在籍確認がないため、確定申告書・納税証明書・事業内容を示す書類の提出で代替されるのが一般的です。
個人事業主の方は書類の準備が審査スピードを左右します。申込前に次の書類を整理しておくとスムーズです。
個人事業主が資金調達を検討する際、用途に応じた商品選択が重要です。生活費・医療費・冠婚葬祭などの個人消費には個人カードローンが適しており、仕入資金・設備投資・運転資金には事業者向けビジネスローンや日本政策金融公庫の融資が適しています。
事業者向けビジネスローンは総量規制の対象外で、事業計画書や試算表の提出を求められる代わりに、個人カードローンより大きな金額の借入が可能な場合があります。用途に合わせた使い分けが、事業継続と健全な資金繰りの両立に寄与するとされています。
※本記事は情報提供を目的としており、融資を保証するものではありません。
※カードローンのご利用には審査があります。審査の結果によっては融資できない場合があります。
※金利・限度額等は各社の公式サイトをご確認ください。
※借入は計画的に。返済が困難になった場合は各社のカスタマーセンターにご相談ください。