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台風前夜に揃えておくべきものリスト15選
直前でも間に合う緊急備え

更新日:2025年4月10日 / 監修:防災士・気象予報士

台風の接近が予報されてから準備を始める人は少なくない。
理想は普段からの備えだが、直前でもやるべきことを正しい優先順位で実行すれば被害を大幅に軽減できる。
停電・断水・浸水の3大リスクに備えるグッズと行動を「前夜にやるべき順」で15項目にまとめた。
本記事のチェックリストを上から順に実行するだけで、台風への最低限の備えが完了する。

15項目緊急備えリスト
3日分最低備蓄目安
2時間準備所要時間
1万円〜対策総額目安
この記事の結論:台風前夜の最優先は「水の確保・モバイルバッテリー充電・窓の養生」の3つ。飲料水は1人1日3リットル×3日分=9リットル、生活用水は浴槽に貯水。モバイルバッテリーとスマホをフル充電し、窓は養生テープで飛散防止。この3つだけで被害の7割は軽減できる。

水・食料の確保(最優先)

台風による断水は最長で数日〜1週間続く可能性がある。
飲料水は1人1日3リットルが目安で、3日分なら9リットル必要。
食料は加熱不要で食べられるものを中心に備蓄する。
コンビニやスーパーは台風前日の夕方から品薄になるため、午前中の行動が鍵。

1. 飲料水(2リットル×6本以上)

台風前日に最も売れるのが飲料水。
2リットルペットボトル6本(12リットル)あれば大人2人が3日間凌げる。
Amazonの配送は間に合わない場合が多いので、近くのスーパーで確保する。
普段からローリングストックで備蓄しておくのが理想だが、前夜なら最優先で確保すべき。

目安価格500〜1,000円/6本 必要量1人1日3L×日数

2. 非常食(加熱不要・缶詰・レトルト)

停電でIHもレンジも使えない前提で、そのまま食べられる食品を準備する。
缶詰(ツナ・サバ・焼き鳥)・栄養補助食品(カロリーメイト等)・レトルトおかゆが定番。
カセットコンロがあればレトルトカレーも温められるので、ガスボンベの在庫も確認すること。

目安価格2,000〜5,000円/3日分 条件加熱不要で食べられるもの

3. カセットコンロ+ガスボンベ

停電時の調理手段として最も頼りになるカセットコンロ。
お湯を沸かす・レトルトを温める・簡単な調理ができ、ガスボンベ1本で約1時間の連続使用が可能。
イワタニのカセットフーシリーズが2,500〜5,000円で、ボンベは3本パック300〜500円。
最低でもボンベ6本(約6時間分)は確保しておく。

目安価格2,500〜5,000円(コンロ本体) ボンベ6本以上推奨
前夜の必須行動:浴槽に水を満杯に貯める。断水時のトイレ排水・手洗い・掃除に使え、約200リットルの生活用水を確保できる。飲料水とは別に「生活用水」の確保が極めて重要。

停電対策グッズ

台風による停電は年間約100万軒に影響し、復旧までに数時間〜数日かかることがある。
スマホの充電・照明・情報収集の3つを確保するのが停電対策の基本。

  1. 全デバイスを充電:スマホ・タブレット・モバイルバッテリー・ノートPCをフル充電
  2. 懐中電灯の電池確認:予備電池も含めて動作テスト
  3. 冷蔵庫の対策:保冷剤を冷凍庫に入れ、停電時は開閉を最小限に
  4. 現金の準備:停電でATM・キャッシュレス決済が使えない場合に備え1〜2万円

4. 大容量モバイルバッテリー(20,000mAh以上)

スマホは台風時の情報収集・連絡手段として命綱になる。
20,000mAhのモバイルバッテリーならスマホを4〜5回フル充電でき、3日間の停電にも耐えられる。
Anker PowerCore 20000は3,000〜5,000円でPD急速充電にも対応。
台風前夜にバッテリー自体を必ずフル充電しておくこと。

目安価格3,000〜5,000円 容量20,000mAh以上 充電回数スマホ4〜5回

5. LEDランタン(電池式・USB充電式)

停電時の室内照明にはLEDランタンが最適。
懐中電灯よりも広範囲を照らし、テーブルに置けば食事や読書も可能。
単3電池4本で連続100時間以上点灯するモデルが多く、1,000〜3,000円で購入可能。
USB充電式なら普段はインテリアとしても使える。

目安価格1,000〜3,000円 連続点灯100時間以上

6. 手回し充電ラジオ(多機能タイプ)

電池もバッテリーも切れた最悪の場合に備える手回し充電ラジオ。
AM/FM受信・LEDライト・スマホ充電・サイレン機能を1台に搭載した多機能タイプが防災のスタンダード。
ソニーやパナソニックの製品が3,000〜6,000円で、ソーラーパネル搭載モデルもある。

目安価格3,000〜6,000円 充電方法手回し・ソーラー・USB

窓・建物の養生グッズ

台風の最大のリスクは飛来物による窓ガラスの破損。
ガラスが割れると暴風が室内に吹き込み、屋根が飛ぶなど被害が拡大する。
養生テープとダンボールで窓を補強するのが前夜にできる最も効果的な対策。

窓の養生方法効果費用施工時間
養生テープ×字貼り飛散防止200〜500円5分/窓
飛散防止フィルム飛散防止+強度UP1,000〜3,000円15分/窓
ダンボール+テープ飛来物防御0〜500円10分/窓
雨戸・シャッター最強0円(既設の場合)1分/窓

7. 養生テープ(窓ガラス飛散防止用)

窓ガラスに「×」字と「米」字に貼ることで、割れた際のガラス飛散を防止する。
ガムテープは剥がした跡が残るため、必ず養生テープ(緑色のもの)を使うこと。
1本200〜400円で、大きな窓1枚に1本の計算。
台風前は品切れになるため、シーズン前に2〜3本備蓄しておくのが安全。

目安価格200〜400円/本 必要本数窓の枚数分

8. 窓ガラス飛散防止フィルム

養生テープより確実な飛散防止効果があるのがフィルム。
JIS A 5759規格適合品なら飛来物によるガラス貫通も防止でき、防犯効果も兼ねる。
水で貼るタイプなら賃貸でも使用可能で、貼り直しもできる。
台風シーズン前に施工しておくのが理想だが、前日でも間に合う。

目安価格1,000〜3,000円/枚 貼り方水貼り

浸水・水害対策グッズ

河川の氾濫や内水氾濫による浸水は、台風の被害の中で最も資産的ダメージが大きい。
ハザードマップで浸水想定区域に該当する場合は、家財の避難と止水対策を前夜に行う。

9. 土嚢・水嚢(簡易止水)

玄関やガレージの入口に置いて浸水を食い止める土嚢。
最近は水を入れるだけで膨らむ「吸水ポリマー土嚢」が主流で、保管場所も取らない。
1個500〜1,000円で5〜10kgに膨らみ、玄関1箇所に5〜10個必要。
ゴミ袋に水を入れた「水嚢」でも代用可能。

目安価格500〜1,000円/個 必要数5〜10個/箇所

10. 防水収納バッグ(貴重品・書類用)

保険証券・通帳・パスポート・土地の権利書などの重要書類を防水バッグに入れて高所に保管。
20リットル容量の防水ドライバッグがあれば、書類+貴重品+充電器を一括で守れる。
避難時にそのまま持ち出せるので、防災リュックの代わりにもなる。

目安価格1,000〜3,000円 容量20L推奨 防水性能IPX6以上

情報収集・避難準備

台風接近中の情報収集はスマホが命綱。
気象庁・自治体の防災アプリ・NHKの災害情報を常にチェックし、避難指示が出たら迷わず避難すること。
「まだ大丈夫」の判断が最も危険。

避難のタイミング:警戒レベル3(高齢者等避難)で高齢者・障がい者・乳幼児のいる世帯は避難開始。警戒レベル4(避難指示)で全員避難。レベル5(緊急安全確保)は既に災害が発生している状態で、この時点での移動は危険。

11. 防災リュック(持ち出し袋)

避難時に必要最低限のものを詰めた持ち出し袋。
飲料水500ml×2・非常食・懐中電灯・モバイルバッテリー・着替え・常備薬・保険証コピーを入れる。
総重量は男性15kg以下、女性10kg以下が背負って走れる限界。
セット品は3,000〜10,000円で一式揃う。

目安価格3,000〜10,000円 容量30〜40L

12. ヘッドライト(両手フリー)

避難時は両手が使えるヘッドライトが懐中電灯より圧倒的に便利。
200ルーメン以上・防水IPX4以上・連続点灯10時間以上が選定基準。
1,000〜3,000円で高性能な製品が多く、登山用ブランド(ジェントス・ペツル)が信頼性が高い。

目安価格1,000〜3,000円 明るさ200ルーメン以上 防水IPX4以上

13. 簡易トイレ(凝固剤付き)

断水時のトイレ問題は最も切実な生活課題。
凝固剤と防臭袋がセットになった簡易トイレは、便座にセットするだけで使える。
1回分100〜200円、最低でも1人1日5回×3日分=15回分は備蓄しておくこと。

目安価格1,500〜3,000円/15回分 必要数1人1日5回×日数

よくある質問

台風前夜に最低限やるべきことは?
1.浴槽に水を貯める 2.スマホとモバイルバッテリーを満充電 3.飲料水と食料を確保 4.窓に養生テープ 5.ベランダの物を室内に取り込む。この5つだけでも生存確率は大幅に上がる。
マンションの高層階でも窓の養生は必要?
高層階ほど風速が強くなるため、飛来物による窓ガラスの破損リスクはむしろ高い。養生テープとカーテンを閉めるだけでもガラスの飛散を軽減できるので、必ず対策すること。
停電が長引いた場合の食料保存は?
冷蔵庫は開けなければ2〜4時間は温度を維持できる。冷凍庫に保冷剤を満載にしておけばさらに長持ちする。停電が6時間以上になる場合は、傷みやすい生鮮食品から先に消費すること。

まとめチェックリスト

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